シモの話なので、閲覧注意
子育てにしろ、子供を作るにしろ、女性の負担は極めて大きい。
妊娠中は様々な体調不良や飲酒の我慢など、男性が気にしなくてもよいことに対して、1年間は時間と体力などを費やさなければならない。
さらに、出産後の体力回復や身体的・精神的なな変化など、妊娠前の状態に戻ることはできない。
あるタイミングで、もう子供を作らないと夫婦が決断することはよくあることだと思う。
避妊をする上で、女性ができることというのは様々あるが、その中でもピルが一番メジャーな方法な認識であるが、これは女性に様々なリスクがある。血栓症のリスクを高めたり、そもそも毎日服用しないといけないという女性にだけ手間やリスクを負わせることになる。最近では、ミレーナ(https://www.hinin-style.jp/contraception/ius/index.xhtml)と呼ばれる避妊器具などもあり、これはピルが持つリスクを下げるだけでなく、生理不順などにも効果がある。このように女性が避妊をしやすくするための様々な方法が増えてきている。
しかし、上記の方法は全て女性が薬を飲んだり、施術をしたりする必要がある。出産だけでなく、なぜ女性だけが大変な目に合わなければならないのか、と女性が不満に思うことは最もなことである。
実際、過去に奥さんと口論した際には、「こっちはなんでも命がけなのに、てめーはゴムだけつけりゃいいだけだからラクだよな!!!!」くらいのことは当然言われるのである。
そうした批判に立ち向かうため、男性が女性のリスクを軽減させるための確実な方法としては、パイプカットがある。ここでは、以前(1年以上前)パイプカットをした際の備忘録を、どこかの夫婦の家庭円満のために記録しておく。
パイプカットは一度しかできないので、様々な病院を比較することできない。下記の病院で施術した際の記録なので、他の病院だとまた別な印象をうけるかもしれない。 銀座MUクリニック|東京都・銀座駅|メスを使わないパイプカット手術 ED治療
パイプカットとは
要は、子供の元となる精子がでないように、精管に対してなんらかの施術を行うことである。 いくつかの方法があり、精管を縛ったりして通れないようにする方法(パイプカット後でも復旧が可能)、精管自体を取り除く方法(復旧不可)などがある。上記の病院は後者であり、僕自身はもう子供を作れないようにしている。
つまり、後日、やっぱりもう一人が欲しいな!って思っても、通常の方法では作れないので、施術の決断は十分に考慮しなければならない。(ちゃん調べたわけではないが、睾丸から直接精子を抜きとって体外受精とかしないといけないんじゃないかな)
ちなみに、よくある誤解としては、パイプカットをしたら精液がでなくなったり、性行為ができなくなったりする、ということはない。単純に精液の中に精子が混じらないようにして妊娠させないようにさせる、というだけである。
施術費用と通院回数
パイプカットの施術自体は、1-2時間ほどで終わる(局部麻酔+施術)。なおかつ、事前事後の説明も含めて2-3回程度の通院で終わる。
<トータル所要時間:約2時間>
- 予約時間に来院
- 問診
- 診察
- 前処置
- 手術(40分程度)
- 術後説明
治療費も全部込み込み22万円で、一回だけの施術だと思えばそんなもんかという気がする。
施術当日は、局部麻酔をして、麻酔がきいてきたら、ちゃちゃっと精管を取り除くだけである。手術中もなんかひっぱられてるなーって感覚があるだけど、特に痛みなどもなかった。
施術後
施術1ヶ月後に、精液の中に精子がいなくなったかの検査を行う。そのための準備がめんどくさかった。 要は、既に精管にいる精子を全部取り除くのに、自慰を8回くらいしてきてと言われるのだ。
これが地味にキツかった。精管を取り出すために、My Sonには穴をあけられているわけで、その後に自慰をする気持ちなど湧くはずもなく、1週間くらい安静にしていたら、残り3週間で8回もすると、2-3日に1回は自慰をしろと言われてるわけで、性欲がある程度ないとこうしたその後の対応が厳しいなと思うなどした。(よくよく考えれば、一月後ではなくもっとあとに検査してもらえばよかったのだが)
まとめ
このような薄ーい内容しかかけないように、男性のパイプカット自体は極めて気軽にできる。女性の避妊に対して、子供と作らないようにするかゴムをつけるの二択しか選択肢がないのは、医療の進歩を期待したいところではあるが、夫婦で子供を作らないと決断した際には、女性の負担を下げるためにも、男性のパイプカットという選択肢も考慮すると良いのではなかろうか。
ちなみに、パイプカットをしたからといって、安全に性行為ができるわけではなく、子宮頸癌などのリスクを女性は常に持っているので、きちんとコンドームをつけるなどはちゃんとしような。
あとは、パイプカットをしたからといって、夫婦円満につながるかというとそうではなく、あくまで奥さんの負担を低減する男性の施策の一つであるという点は忘れないでおきたいところである。