世の中には三種類のゾンビがいる。
歩くゾンビ・走るゾンビ・それ以外の特殊なやつだ。
歩くゾンビは基本的には狭い室内などのシチュエーションを使っていかに物量で攻めきるかというところにアイデアがいっぱい詰まっている。
ゾンビ映画の巨匠として有名な故ジョージ・A・ロメロ監督のゾンビは歩くゾンビの代表格だ。 なんとかオブ・ザ・デッドってついたらロメロ監督のゾンビ映画からもじってつけていると思っても良いくらい代表的な監督なので、歩くゾンビの映画を見る時はまずはロメロ監督のゾンビ映画を見よう。 比較的新しめの下記の3作品あたりから見始めるのがよいだろう。
その他にも歩くゾンビとして有名な作品といえば、ウォーキングデッドがある。 しかし勘違いしないでいただきたいのは、歩くゾンビというのは映画作りが難しい。普通に考えたら走って逃げれるし、なんであんなにやられるのかわからない。 その結果、ウォーキングデッドとか回が進むごとにゾンビ対人の構図ではなく、人対人の戦いになってしまっており、ゾンビ映画としては駄作だろう。(とはいえダリルはかっこよかった)
だからこそ映画の緊迫感を増すために、バタリアンという映画からゾンビが走り始めた。
いまでは多くの映画で、ゾンビが走っている。腐っているゾンビがなぜ健康体の人間よりも早く走れるのか、それは永遠の謎だが、今では走るゾンビ映画の方が多いだろう。
コメディー要素がちょっと入ったゾンビランドや
どんどんスケールが小さくなっていくワールド・ウォーZ
ボーイスカウトパワーでなんでもできるゾンビーワールドへようこそ
などなどあげれば無限にでてくる。
さらには、お隣の韓国からも優秀なゾンビ映画を輩出している。そして韓国のゾンビ映画は基本的には走るゾンビだ。
- 韓国ゾンビ時代劇の代表作「キングダム」
- ノンストップ電車でGO「新感染ファイナル・エクスプレス」
韓国映画の特徴なのかわからないが、一作目が面白かったゾンビ映画の続編はだいたい凡作なので、一作目だけそっとみておくのが良い。
さて、最後のゾンビの種類としてはあげた特殊なやつというのはたとえば喋っちゃったり、なんか超能力を出したり、それってゾンビなの???っていうやつだ。 たとえば、みんな大好きミラじょヴぉヴィッチのバイオハザードの2作目以降(1作目は歩くゾンビ映画としてとてもよくできていると思っている)やウォームボディーズなんかの恋愛映画がそれにあたる。
さて、今後もさまざまなゾンビ映画が世の中に出てくると思うが、暑い夜をゾンビと一緒にエンジョイしていこう!