Secret Ninja Blog

プロダクトマネージャーしてます

Claude CodeとチャットだけでLINEリッチメニューエディタをプロダクトマネージャーが作ってみた

NOTE: この記事はLLMでコードを書かせた話をLLMでブログに書いています。(この行だけ人間が書いています)

はじめに

最近、Anthropic社が提供する Claude Code というAIアシスタントツールを使って、LINE Rich Menu Editorという完全なWebアプリケーションを、一切コードを書かずにチャットだけで開発・デプロイしてみました。

結論から言うと、機能としては完全に動作するシステムをリリースできました。 ただし、いくつか重要な学びもあったため、本記事ではその経験をまとめます。


開発したシステムの概要

システム構成

今回開発したのは、LINE公式アカウントの リッチメニューを視覚的に作成・管理できるWebアプリケーションです。

┌─────────────────┐
│  GitHub Pages   │ ← フロントエンド(React + TypeScript + Vite)
│  (Static Host)  │
└────────┬────────┘
         │ HTTPS
         ↓
┌─────────────────┐
│ Cloudflare      │ ← ステートレスプロキシ
│ Worker          │
└────────┬────────┘
         │ HTTPS
         ↓
┌─────────────────┐
│ LINE Messaging  │
│ API             │
└─────────────────┘

技術スタック

  • Frontend: React 18 + TypeScript + Vite
  • Backend: Cloudflare Workers (TypeScript)
  • Hosting: GitHub Pages
  • CI/CD: GitHub Actions
  • API: LINE Messaging API

主な機能

  • リッチメニューUIエディタ(ドラッグ&ドロップ対応)
  • 画像アップロード・検証
  • LINE API連携(作成/取得/削除/ユーザー紐付け)
  • 既存リッチメニューの読み込み・編集
  • JSONのインポート/エクスポート
  • プライバシーポリシー・免責表示

チャットだけで実現した開発フロー

自分がやったこと

実際に私が行った作業は、以下だけです:

  1. 要件を日本語で指示

    • 「LINE Rich MenuをWeb UIで作り、JSON化できる機能が欲しい」
    • 「Cloudflare WorkerでLINE API連携したい」
    • 「既存メニュー編集もしたい」
  2. GUI上の最低限の設定

    • GitHub Secrets に VITE_WORKER_URL を登録
    • GitHub Pages を有効化
  3. 動作確認とフィードバック

    • デプロイ後の確認
    • 問題があればチャットで修正依頼

コードエディタは1回も開いていません。

Claude Codeが勝手にやってくれたこと

Claude Codeは以下を自動実装しました:

  • プロジェクト構成設計
  • 31ファイル / 約7,000行のコード生成
  • TypeScript型設計
  • React UI実装
  • Cloudflare Workers実装
  • CORS・環境変数設定
  • GitHub Actions CI/CD構築
  • Git init〜Pushまで自動
  • README, LICENSE, DEPLOYMENT.md生成
  • Vite, Wrangler, tsconfig.json, gitignore など各種設定

さらに驚いた点:

  • GitHub Actionsのバージョン不整合 → 自動更新
  • GitHub Pagesの白画面問題 → vite base 設定を自動修正

私は何も言ってません。 Claudeがログを読み、原因を推理し、自発的に修正しました。

開発時間

要件定義→デプロイ完了まで、実質数時間

従来開発なら 数日〜1週間レベルの作業量です。


チャット開発のメリット

1. 圧倒的スピード

  • ボイラープレート生成が一瞬
  • 多ファイル修正が一度の指示で可能
  • ベストプラクティスを自動反映

2. 深い技術知識なしでも動くものが作れる

例えば私は:

  • Cloudflare Workersの深い仕様
  • GitHub ActionsのYAML構文
  • Viteのbaseパス設定

ほぼ知りませんでしたが、問題なく完成しました。

3. 日本語だけで開発できる

非エンジニアでも要件を言葉で説明できれば、システムが作れる可能性があります。


ただし、課題もある

1. 正しく動くかは結局テストするしかない

実際のAPIとの整合、CORS、画像処理、など テストしないと保証できません。

2. セキュリティの見落とし

レビューしないと、

  • 不要権限
  • ハードコード秘密情報
  • CSRF / XSS / Injection

などのリスクに気付けません。

3. 不要コード・依存の混入

console.log や不要依存、コメント情報など、 コードを見ないと見つかりません。

4. 最終的に「理解してレビュー」する必要がある

本番運用なら必須です。 理由:

  • 保守性
  • 障害対応
  • セキュリティ
  • ステークホルダー説明責任

結論:AIチャット開発の正しい使い方

Claude Codeのようなツールは、

「開発速度を劇的に加速させるツール」 であり、 「全て任せればよい魔法」ではありません。

AI開発が向く用途

  • プロトタイピング
  • ボイラープレート生成
  • コーディング学習補助
  • ペアプログラミング

人間が必ずすべきこと

  • コードレビュー
  • 統合テスト
  • 設計判断
  • 運用責任

最後に

Claude Codeを使ったチャット開発は明らかに未来です。 数千行のコードが自然言語から生成され、即デプロイできる体験は革新的でした。

しかし同時に、

エンジニアの価値は「書く力」から「判断力」へ移る。

という、静かなパラダイムシフトも感じました。

AI時代の開発者に求められるのは、 コードの書き方ではなく、システム全体を理解し意思決定する力なのかもしれません。


プロジェクトURL

🔗 https://toru-takahashi.github.io/line-richmenu-editor/ 🔗 https://github.com/toru-takahashi/line-richmenu-editor

※ 実際の経験に基づく記事ですが、セキュリティの都合上、一部情報を省略しています。